出品のASAHI-PENTAX SP-Fは、1973年にペンタックス（当時は旭光学）から発売された一眼レフカメラです。ペンタックスSPの改良モデルとして発売されたのがペンタックスSP-Fです。 SPは絞り込み測光のTTL露出計を内蔵していましたが、SP-Fは開放測光を可能した改良モデルになりホットシューが追加されています。 SP-Fで開放測光を行うには開放測光に対応した「Super-Multi-Coated TAKUMAR」と書かれているレンズが必要です。 各メーカーのM42マウントレンズでも絞り込み測光で撮影可能です。 「カメラの状態」 「撮り鉄」に使用しているため、経年使用によるスレやブラック塗装の剥がれがあります。真鍮の地金が露出していますが風格のある容姿に惹かれる愛好家が多く存在します。 光学系はレンズを含め取り切れないチリや拭き傷及びカビ痕が残りました。持病のプリズム腐食は軽微で気にならない程度です。 ファインダースクリーンにも若干のチリやキズが有りますが、実撮影には影響なく安心して使える実用機です。モルトプレーンは内部を含め交換しました。 正確性は有りませんが、露出計も代替電池使用で再整備しました。実行電圧が1.5Vのためプラス0.5~1段程度の補正が必要です。 ネガカラーでの撮影ではあまり気にしないで撮影できますが、気になる方は単体露出計を使用して下さい。 「注意点」 ＊レンズはAUTO位置にして装着してください。 ＊フイルム装着で巻き上げが重くなります。ペンタックスSP系は顕著に現れますので丁寧な操作をお願いいたします。 ＊モルトプレーンが馴染むまで裏蓋の開閉は手を添えて丁寧に開けて下さい。 ＊絞り込み測光時にはSWレバーを上げないと針が動きません。戻しは手動で下げます。 「作例写真」 磐越西線C57180牽引ばんえつ物語号　55mm・135mm　フジフィルム400使用　当麻橋梁進入、尾登駅カーブ、川吉第二カーブ 画像はフジカラーCDからデーターを落としてます。トーンカーブ自動調整のみで色調補正などの画像処理はしておりません。 本機は実用機でコレクター向けの美品ではございません。日本語によるお取引での現状販売As is sale品です。 撮影を含め保証はございません。プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。